4 モモ

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作:ミヒャエル・エンデ 訳:大島かおり モモ

久々に書いております。
どうも、ムンギです。
読書は地味に地味にしていました。

仕事が忙しく、まとまった時間はとれていなかったんですが。
一冊の本をずっと・・・という感じで。

それが「モモ」です。
これは柴咲コウさんが主演のドラマの中に出てきました。
そのときから気にはなっていて、この度読みました。

正直に言います。
読むのが辛くてくじけそうでした・・・
読んでいてもすぐに睡魔が襲ってきて、全然読み進めることができません。
終盤にさしかかるぐらいまで、私にはなかなか入ってきてくれませんでした・・・

ですが記録!!


モモの表紙には
時間どろぼうと ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語
と書いてありますが、いろんな意味で不思議な物語でした。


主人公はモモという小さな女の子です。
モモに話を聞いてもらえば物事はうまくいく!!といった感じで、モモはたくさんの仲間に囲まれ、みんな豊かに暮らしていました。
子ども達はそこにあるモノで、いろんな遊びを自由な発想で遊んでいました。
大人は自分の仕事に誇りをもち、丁寧に気持ちを込めて働いていました。

そんな折に時間どろぼうが、人々が気付かないうちに人々を支配してしまいます。
私は時間どろぼうという言葉を見て、頭にはてなマークが浮かびました。
時間なんて盗めないじゃん!!
ですが、人々は時間を盗まれていましたし、豊かな心もなくしていました。
だけど、モモだけは今まで通りです。モモは今まで通りなんですが、大切な親友や友達との関係はすっかり変わってしまいます。
モモはなぜみんなは変わってしまったのかと理由を探していきます。
こんなお話です。

「読むのが辛かった」と言いましたが、この本で感じたことはもちろんあります。
文明が発展することは、便利だしそのことで生まれることもあると思います。
だけど、それに頼りすぎて自分にあるもの、目の前にあるものを生かしきれないことがあることは否定できません。
今の環境に慣れてしまうことは当たり前のことですが、頭を柔らかくして、自分の発想を大事にしたいなと思います。
これがないからできないとか、あの人がいないからできない、ではなくて今の環境でどうやるかということを考えることができる人になりたいですね。

それから、私はあまり急いで物事を進めることが得意ではありません。
テキパキ物事をこなす人を見て、私もそんな風になりたいと思ったことが何度もあります。
時間を有効に活用したいからなんですね。
以前1日のタイムテーブルを作って、それ通りに生活をするということをやったことがあります。
だけど、うまくいきませんでした。
私はそれができる人間ではなかったと思います。
料理やお風呂、食器洗いなどとにかく早く終わらせるんだ!という気持ちだけで、余裕なく生活していました。
ずっと焦っている、作業って感じです。
早く終わったら自分の好きなことをしようと思っても、それほど時間も残っていなくて就寝。。ただただ疲れる生活でした。
これは時間どろぼうに支配されている状況です、はい。
物事を早くこなしても、いいことばかりではないということですね。
人間の変わり映えのない生活の中でも、いろんな楽しみがあるんだと思います。
それを見つけながら、自分らしく暮らしていきたいなと感じています。
楽しみがないなら、毎日の生活は本当にただの作業ですよね。
家事でも仕事でも、今やっていることになにかを見つけることができたら、何気ない毎日でも豊かになるんだと思います。
そうすれば自分の大好きなことや、目標、夢が見えてくるのかななんて思います。

そんなことを思った本でした。
ただ、なんかすごく良かったー!!とは思えなかったです。
でも、今の私たちが気付くべきことが書かれた本だと思います。
コロナもあるし、便利な世の中だし。
良かったーと思えなかったからこそ、この本もまたいつか読みたいです。

それでは、また。
                                     ムンギ

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