11 シャーロック=ホームズの冒険(下)

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こんにちは、ムンギです。
シャーロック=ホームズの感想を書いていきたいと思います。

シャーロック=ホームズ全集6 シャーロック=ホームズの冒険(下)

コナン=ドイル/著
発行/偕成社
読書時間/約3時間
おすすめ度/★★★★☆

6つのお話が収録されています。
①青い紅玉(平賀悦子/訳)
②まだらの紐(平賀悦子/訳)
③技師の親指(平賀悦子/訳)
④独身の貴族(各務三郎/訳)
⑤緑柱石の王冠(各務三郎/訳)
⑥ブナ屋敷(各務三郎/訳)

それでは早速書いていきます!!

青い紅玉(あらすじ)
ピータスンという男がある帽子とガチョウを拾い、ホームズに届けた。
持ち主が分からず、ガチョウは悪くなってしまうので、ピータスンはガチョウを持ち帰り食べた。
ホームズは帽子の持ち主を探す。
さすがホームズで、帽子の細かな部分に着目し持ち主の人物像を推理していた。
そこにあわててピータスンがやってくる。
理由は、ガチョウの餌袋からあるものを見つけたからである。
あるものとは宝石・青い紅玉で、モーカール伯爵夫人のものだった。
なぜガチョウの餌袋から宝石が見つかったのか。

感想
帽子をよく観察し、帽子の持ち主を推理するところにいつも以上に感心しました。
私も「もの」をよく観察してみようと思いました。
どれだけのことが分かるか挑戦してみたいですね。。
餌袋から宝石が見つかったガチョウの入手経路を探っているときに、ホームズの小芝居があり、それにクスクスと笑ってしまいました。
機転が利く、本当に多才な人物であると思います。
最後のホームズとある人物のやり取りに、呆れてしまい腹が立ちました。
悪いことをしたら、償うべきだと私は思います。
簡単に許されることはないと思います。
どんな理由があっても、起こした事実は変わりません。
ある人は、悪いことをしたのに自分自身に同情していました。
ホームズと私は同じように考えている部分があると思います。
でも、私は見逃すことは好きではありません。
ガチョウの餌袋に宝石があった理由に驚きました。
普通なら考えもつかないと思います。

まだらの紐(あらすじ)
ヘレン=ストナーという女性が、ホームズの部屋を訪ねてきた。
ヘレン=ストナーは義父のロイロットと双子の姉・ジューリアの3人で暮らしていた。
姉のジューリアは2年前30歳で亡くなってしまう。
姉は亡くなる前に、「夜中に口笛の音が聞こえないか?」と尋ねてきた。
ヘレン=ストナーは聞いたことがないと答えている。
最近、ヘレン=ストナーは夜中に口笛がなるのを聞いてしまい、ホームズに相談にやってきた。
ヘレン=ストナーも姉と同じ道をたどってしまうのか。
口笛は何か関係があるのか。

感想
「まだらの紐」というタイトルは、そういうことだったのか!と思いました。
だけど、そんなことを思いつくこと、実際にそんなことがあり得ることが信じられないと思いました。
因果応報とはこういうことを言うのだろう、という結末でした。

親指の技師(あらすじ)
親指にけがを負ったビクター=ハザリーという水力技師の男が、ワトソンの治療を受けに来た。
ビクター=ハザリーは事件に巻き込まれて指をけがしていると分かったワトソンは、彼をホームズのもとへ連れて行く。
ビクター=ハザリーは親指にけがを負うことになった奇妙な物語を、ホームズに話していく。
ビクター=ハザリーによって語られる奇妙な物語がとても興味深い。

感想
奇妙な物語はすごくハラハラして、恐怖を感じるものでした。
少し怖いですが是非読んでほしい話です。
感想を書いてしまうと内容がほとんど推測できるんじゃないかと思ってしまいます。
それほどに読みやすいと思います。
ハラハラして面白いです。

独身の貴族(あらすじ)
ホームズのもとに、セント-サイモン興から手紙が届く。
相談で伺いたいという内容だった。
実際の相談は、セント-サイモン興とハッティ=ドーラン嬢は結婚式を挙げたが、披露宴の最中に花嫁が行方不明になったという内容。
花嫁はどこへ行ってしまったのか。

感想
ホームズも言っていましたが、花嫁が行方不明になることはありそうな話だと思いました。
ありそうな話の中でも、このお話では披露宴の最中に行方不明になったので、なにがあったのかと不思議に思いました。
その理由が分かったとき、その理由だったら披露宴の最中にいなくなるのも分かる!と思います。
同じ状況だったら、いろんなことを考え悩んでしまいますが、私も花嫁と同じ行動をとると思いました。

緑柱石の宝冠(あらすじ)
アレキサンダー=ホールダーという銀行経営者からの相談。
彼はお金を貸すときの担保として、緑柱石の宝冠を預かった。
この緑柱石の宝冠は、イギリスで最も貴重な宝物の1つである。
そんな大切な緑柱石の宝冠についている緑柱石が3つなくなってしまった。
アレキサンダー=ホールダーは息子のアーサーが犯人だと主張した。
アーサーは本当に緑柱石を盗んだのか

感想
最終的に緑柱石が戻ってきたので良かったです。
だけど、いろんな場面で衝撃を受けました。
一番の衝撃は、ホームズが得意な変装をしてやっていたことです。
でもそのおかげで解決できました。
自分の得しか考えない人に出会ったことはないし、これからも出会うことはないと勝手に思います。
だから、考えを理解することもできないと思っています。
でも、もし、そんな人と関りを持ってしまえば、自分自身も悪事の片棒を担ぐことになりかねないということを感じる話でした。
自分の信念をしっかり持ち、それに従った行動ができるような自分でいたいと思いました。

ブナ屋敷(あらすじ)
ホームズにバイオレット=ハンターという若い女性から手紙が届いていた。
手紙の内容は、家庭教師の仕事を引き受けていいか迷っているので、伺いたいというもの。
実際はホームズに、家庭教師紹介所でお給料の良い仕事を紹介されたが、ちょっとした条件が気になったため断った、と話した。
しかし、お金もなく困っているし、この仕事を引き受けることに決めたということだった。
バイオレット=ハンターははっきりした返事をする前に、ホームズの考えを聞きたいとホームズを訪ねた。
ホームズはどんな考えを伝え、バイオレット=ハンターはどうなっていくのか。

感想
謎を感じながら読み進めました。
正直、よく分からず読んでいたような感じです。
最後の最後でやっと全部が分かってすっきりしました。
だけど、とてもひどい話でした。
現実世界でも、自分のことしか考えない人を見るととても腹立たしく、悔しいです。
もっと大きな目で、全体が良くなることを考える人が増えてほしいと思います。

以上、ムンギでした!!

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